■平成23年度外務大臣表彰
平成23年7月25日、平成23年度外務大臣表彰受彰者が発表され、パラグアイからは、以下のとおり、パラグアイ日本人会連合会の小田俊春会長、及び全パラグアイ日系人教育推進委員会が受彰しました。
9月2日、在パラグアイ日本国大使公邸にて、上記受彰者及び団体に対する表彰式が執り行われました。
1.個人の部
氏名 |
: |
小田 俊春 (おだ としはる) |
受彰理由 |
: |
日本とパラグアイとの相互理解の促進 |
(1)主要経歴
1956年 |
パラグアイに移住。 |
1957年 |
ラ・パス移住地に入植。 |
1957年~1962年 |
移住地にて農業に従事。 |
1963年~1982年 |
日本企業のエンカルナシオン支社に勤務。 |
1983年~1996年 |
「小田旅館」を経営する傍ら、エンカルナシオン日本語学校教師及び同校長として勤務。 |
1998年~1999年 |
エンカルナシオン日本人会理事。 |
2000年~現在 |
エンカルナシオン日本人会会長。 |
2002年~現在 |
パラグアイ日本人会連合会会長。 |
2006年 9月 |
パラグアイ日本人移住70周年記念祭典委員長として、右式典を準備・挙行。同年11月には、秋篠宮殿下を奉迎。 |
(2)功績概要
小田氏は、13年にわたるエンカルナシオン日本語学校教師及び校長としての勤務を通じ、パラグアイ日系子弟の日本語教育の充実のために尽力されたほか、平成10年からはエンカルナシオン日本人会理事及び会長、平成14年からはパラグアイ日本人会連合会会長を務められ、日系人の高齢者福祉問題に取り組まれ、これらの活動を通じ日本とパラグアイとの相互理解の促進に貢献された。
2.団体の部
団体名 |
: |
全パラグアイ日系人教育推進委員会 |
受彰理由 |
: |
日本とパラグアイとの相互理解の促進 |
(1)主要経歴
1988年 |
パラグアイ日本人会連合会の下部機関として創設。 |
1989年~ |
「日本語能力試験」「日本語スピーチコンテスト」を毎年実施。 |
1991年~ |
「作文コンクール」を毎年実施。 |
1993年 |
汎米日本語教師合同研修の実施。 |
1999年 |
独自の日本語教材「にじ」の完成。汎米日本語教師合同研修の実施。 |
2000年 |
全パラグアイ日本語学校学習指導協議会(1978年発足)と合併。 |
2002年 |
「にじ改訂版」、同指導書完成。教師養成講座の開始。 |
2003年~ |
教師養成講座を毎年実施。 |
(2)功績概要
本団体は20年以上にわたり、パラグアイの日系人社会の日本語能力の維持・向上のため、日本語能力試験、日本語スピーチコンテスト、作文コンクールを国内日本語学校と連携して毎年実施されたほか、日本語教師の会と連携し教師育成、教材開発に取り組まれた。パラグアイにおける日本語教育中核組織として日本語の普及及び日系社会の発展に貢献された。
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渡部大使による小田俊春パラグアイ日本人会連合会会長への表彰状伝達

下真全パラグアイ教育推進委員会委員長による謝辞

出席者全員との写真撮影 |