■広域情報 (2010年4月26日現在)
1.2009年6月12日(日本時間)、世界保健機関(WHO)は、現在の多くの国における感染の客観的状況と専門家の評価から、新型インフルエンザのパンデミック警戒レベルをフェーズ5から6に引き上げました。
新型インフルエンザの世界的感染拡大にかんがみ、今後、海外に渡航を予 定されている方及び既に滞在されている方は、渡航・滞在先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意の上、感染防止に努めるとともに、感染 が疑われた場合には速やかに医療機関で受診してください(ただし、国・地域によって状況が異なりますので、渡航・滞在先に所在している在外公館等に御確認ください) 。
2009年7月16日、WHOは、全ての国・地域の確定症例数の公表は 取りやめ、感染が継続している加盟国からの感染確定症例数の報告を今後は求めないとの方針を示しました。また、WHOは、2010年4月18日付で全世界 の死亡者は少なくとも17,853人と発表しておりますが、検査されず、またインフルエンザ関連と診断されない死亡者も多いため、これは実際の死亡者数よ りも少ないともしています。下記国・地域別感染者数情報の【】内は、WHOが2009年7月6日現在で公表していた人数です。
2010年4月26日午前10時(日本時間)現在、感染及び死亡が確認 された旨政府当局等が発表した国・地域は以下のとおりです(※なお、日本を含め、米国、英国、アルゼンチン、サウジアラビア、シンガポール、ボリビア等既 に感染者の全数検査をとりやめている国・地域もあり、以下の感染者数は各国・地域の当局等が最後に公表した人数です)。
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感染者数 |
内死亡者数 |
備考 |
| 米国 |
57,602人 |
2,718 人 |
米領サモア、グアム、プエルトリコ、米領バージ島、北マリアナ諸島含む |
| ブラジル |
27,850人 |
2,101人 |
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| インド |
30,513人 |
1,484人 |
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| メキシコ |
72,288人 |
1,182人 |
|
| 中国 |
127,427人 |
796人 |
|
| 香港 |
27,897人 |
42人 |
|
| マカオ |
3,173人 |
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| アルゼンチン |
14,160人 |
626人 |
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| カナダ |
10,156人 |
423人 |
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| 英国 |
29,945人 |
476人 |
バミューダ島、ケイマン諸島、マン島、ガーンジー島、ジャージー島、英領バージン諸島、タークスカイコス諸島、フォークランド諸島を含む |
| フランス |
1,348人 |
340人 |
仏領ポリネシア、マルチニーク島、グアドループ、ニューカレドニア、サンマルタン、レユニオン、ワリス・フテュナ諸島を含む |
| スペイン |
1,806人 |
232人 |
|
ペルー |
9,487人 |
223人 |
|
ウクライナ |
517人 |
202人 |
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| コロンビア |
3,288人 |
233人 |
|
タイ |
29,886人 |
192人 |
|
オーストラリア |
37,693人 |
191人 |
|
日本 |
5,022人 |
198人 |
|
チリ |
12,302人 |
153人 |
|
イラン |
3,672人 |
147人 |
|
シリア |
432人 |
138人 |
|
ベネズエラ |
2,839人 |
134人 |
|
韓国 |
15,185人 |
209人 |
|
エジプト |
15,508人 |
270人 |
|
サウジアラビア |
14,500人 |
128人 |
|
エクアドル |
3,010人 |
129人 |
|
ドイツ |
192,348人 |
94人 |
|
| 南アフリカ |
12,640人 |
93人 |
|
ギリシャ |
18,200人 |
145人 |
|
マレーシア |
12,688人 |
80人 |
|
チェコ |
1,419人 |
100人 |
|
ルーマニア |
7,008人 |
122人 |
|
ボリビア |
2,337人 |
59人 |
|
ベトナム |
11,202人 |
58人 |
|
モロッコ |
2,890人 |
64人 |
|
キューバ |
793人 |
63人 |
|
パラグアイ |
953人 |
47人 |
|
コスタリカ |
1,903人 |
56人 |
|
イラク |
2,880人 |
42人 |
|
スロバキア |
1,199人 |
55人 |
|
フィンランド |
7,500人 |
36人 |
|
ハンガリー |
2,158人 |
134人 |
|
スリランカ |
642人 |
48人 |
|
ウルグアイ |
550人 |
33人 |
|
アルジェリア |
916人 |
57人 |
|
オマーン |
6,349人 |
33人 |
|
エルサルバドル |
834人 |
33人 |
|
ラトビア |
1,318人 |
32人 |
|
イエメン |
4,230人 |
31人 |
|
| クウェート |
8,193人 |
30人 |
|
スウェーデン |
11,001人 |
27人 |
|
ロシア |
30,319人 |
24人 |
|
| モンゴル |
1,167人 |
24人 |
|
クロアチア |
1,566人 |
26人 |
|
ポルトガル |
2,244人 |
164人 |
|
ドミニカ(共) |
491人 |
23人 |
|
モルドバ |
2,705人 |
42人 |
|
ニュージーランド |
3,281人 |
21人 |
クック諸島を含む |
イタリア |
2,943人 |
21人 |
|
チュニジア |
1,200人 |
24人 |
|
ヨルダン |
3,031人 |
19人 |
|
トルコ |
1,870人 |
19人 |
報道によればトルコ保健省は415人の死亡を発表 |
ノルウェー |
8,500人 |
18人 |
|
グアテマラ |
1,170人 |
19人 |
|
ベルギー |
214,531人 |
19人 |
|
セルビア |
702人 |
83人 |
|
シンガポール |
1,055人 |
16人 |
|
ホンジュラス |
560人 |
18人 |
|
マケドニア |
1,338人 |
24人 |
|
アイルランド |
3,189人 |
24人 |
|
| アフガニスタン |
837人 |
17人 |
|
リトアニア |
155人 |
22人 |
|
ベラルーシ |
179人 |
13人 |
|
ポーランド |
2,528人 |
179人 |
|
ニカラグア |
2,172人 |
11人 |
|
パナマ |
795人 |
12人 |
|
イスラエル |
60人【681人感染】 |
11人 |
|
コソボ |
47人 |
11人 |
|
インドネシア |
1,129人 |
10人 |
|
スイス |
13,439人 |
18人 |
|
カタール |
450人 |
10人 |
|
モーリシャス |
69人 |
8人 |
|
バーレーン |
1,325人 |
8人 |
|
オランダ |
1,473人 |
6人 |
オランダ領アンティル、アルバを含む |
| バングラデシュ |
956人 |
6人 |
|
ジャマイカ |
149人 |
7人 |
|
アラブ首長国連邦 |
110人 |
6人 |
|
レバノン |
1,838人 |
5人 |
|
トリニダード・トバゴ |
270人 |
5人 |
|
カンボジア |
562人 |
6人 |
|
マダガスカル |
877人 |
3人 |
|
ルクセンブルク |
785人 |
3人 |
|
ボスニア・ヘルツェゴビナ |
558人 |
3人 |
|
バルバドス |
155人 |
3人 |
|
オーストリア |
1,159人 |
2人 |
|
ラオス |
297人 |
2人 |
|
ブルガリア |
204人 |
2人 |
|
モンテネグロ |
319人 |
8人 |
|
ネパール |
172人 |
3人 |
|
サモア |
138人 |
2人 |
|
スリナム |
110人 |
2人 |
|
モザンビーク |
57人 |
2人 |
|
| セントクリストファー・ネービス |
10人 |
2人 |
|
フィリピン |
1,709人 |
1人 |
|
ブルネイ |
1,170人 |
2人 |
|
タンザニア |
770人 |
1人 |
|
| リビア |
764人 |
1人 |
|
マーシャル |
115人 |
1人 |
|
セントルシア |
74人 |
1人 |
|
ナミビア |
75人 |
1人 |
|
モルディブ |
35人 |
1人 |
|
バハマ |
24人 |
1人 |
|
トンガ |
20人 |
1人 |
|
パキスタン |
11人 |
11人 |
|
グルジア |
3,221人 |
27人 |
うち、アブハジア自治共和国においては、感染者数2,000人(5人死亡) |
エストニア |
4人【13人】 |
|
WHOはエストニアにおいて死亡例が確認された旨発表。また、報道によればエストニア保健当局は269人の感染、1人の死亡を発表 |
ケニア |
417人 |
|
|
ルワンダ |
482人 |
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|
キプロス |
297人 |
|
|
キルギス |
288人 |
|
|
| ウガンダ |
263人 |
|
|
フィジー |
234人 |
|
|
コンゴ(民) |
222人 |
|
|
スロベニア |
2,006人 |
15人 |
報道によればスロベニア保健省は282人の感染、1人の死亡を発表 |
| 中央アフリカ |
100人 |
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|
ハイチ |
91人 |
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|
| ザンビア |
90人 |
|
|
ミクロネシア |
82人 |
|
|
スーダン |
79人 |
5人 |
|
ミャンマー |
137人 |
|
|
| デンマーク |
44人【66人】 |
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|
レソト |
65人 |
|
|
アイスランド |
709人 |
2人 |
|
カーボヴェルデ |
118人 |
|
|
ガーナ |
676人 |
|
|
パラオ |
47人 |
|
|
ドミニカ国 |
49人 |
|
|
ベリーズ |
42人 |
|
|
サントメ・プリンシペ |
66人 |
1人 |
|
ジンバブエ |
41人 |
|
|
| アンゴラ |
37人 |
|
|
| セーシェル |
33人 |
|
|
チャド |
30人 |
|
|
| グレナダ |
28人 |
|
|
マルタ |
【24人】 |
|
報道によれば244人の感染、1人死亡 |
| ボツワナ |
23人 |
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|
ツバル |
23人 |
|
|
| コンゴ(共) |
21人 |
|
|
ガイアナ |
30人 |
|
|
| セントビンセント |
19人 |
|
|
カザフスタン |
17人 |
|
|
| タジキスタン |
14人 |
|
|
| アゼルバイジャン |
13人 |
|
|
| パプアニューギニア |
12人 |
|
|
| ジブチ |
9人 |
|
|
ナウル |
8人 |
|
|
| ブルンジ |
7人 |
|
|
| カメルーン |
7人 |
|
|
ブータン |
16人 |
|
|
| エチオピア |
19人 |
|
|
東ティモール |
7人 |
|
|
| アンティグア・バーブーダ |
4人 |
|
|
| キリバス |
4人 |
|
|
| マラウイ |
4人 |
|
|
ソロモン |
4人 |
|
|
コートジボワール |
9人 |
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|
| バヌアツ |
3人 |
|
|
ナイジェリア |
11人 |
2人 |
|
スワジランド |
2人 |
|
|
ソマリア |
2人 |
|
|
ガボン |
4人 |
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|
パレスチナ自治区(西岸及びガザ地区) |
1,676人 |
43人 |
|
台湾 |
1,280人 |
35人 |
|
北朝鮮 |
28人 |
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WHOは上記の他、アンドラ、アルバニア、アルメニア、モナコの4カ国で感染が確認された旨公表しています。(アルバニア、アルメニアについては死亡確認も公表。)
その他、4月26日午前10時現在、感染が確認された又は感染の疑いあるとの報道等がある国(1か国)は以下のとおりです。
リヒテンシュタイン

2.新型インフルエンザとは
新たにヒトからヒトへ感染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザであって、一般に人類が免疫を獲得していないことから、大規模かつ急速なまん延により人類の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものをいいます。
今般、メキシコや米国等で感染が確認されたインフルエンザ(A/H1N1)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザに位置づけられました。
3.新型インフルエンザの症状
突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等であり季節性インフルエンザと類似しているといわれています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐が多い可能性も指摘されています。
4.留意点
WHOは、この新型インフルエンザの感染者の圧倒的多数は軽症であり、 早期に回復していること、及び世界的には死者数は少なく、今後重症・死亡例の急増はない見通しを伝えつつ、引き続き渡航制限は推奨しないとしています。そ の一方で、更なる感染拡大は不可避であること、特に途上国における更なる感染拡大が懸念されることを指摘し、季節性インフルエンザでは、高齢者が重篤化し て死亡する例が多いのに対し、今回の新型インフルエンザでは、海外の事例によれば、基礎疾患(糖尿病、ぜん息等)を有する者を中心に重篤化し、一部死亡す ることが報告されているともしています。
また、現時点では少ないものの、健常な若者の一部においても死亡する例が見られることもあります。 つきましては、下記5.の点に留意し、感染防止に努めてください。
5.感染防止策
(1)こまめに手洗いやうがいを行う。手洗いは、外出後に行うだけではなく、可能な限り、こまめに行う。流水と石けんを 使って最低15秒以上行い、洗った後は清潔なタオル等で水を十分に拭き取る。
(2)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(3)咳や発熱などの症状のある人に近づかない。人混みの多い場所に行かない。 マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病 原体の飛散を かなり減少させることが期待できるため、インフルエンザ様の症状がある方がやむを得 ず外出する場合は、飛沫を防ぐために、混み合った場所 (特に屋内や乗り物など換気が 不十分で閉鎖的な場所)に入るときには着用する。
(4)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受 診する(ただし、国・地域によって状況が異なりますので、渡航・滞在先の公館等に御 確認ください)。
6.海外における入国時の健康チェック
現在、渡航先によっては、入国時の健康チェック(質問票やサーモグラ フィによるもの)が行われています。その際、発熱等インフルエンザ様症状がある場合には、新型インフルエンザ感染の確認等のため、一定期間待機を求められ る場合がありますので、日本出発時に発熱等不調を感じられた場合には出発前に都道府県による新型インフルエンザ相談窓口発熱相談センター(http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090430-02.html)等に御相談されることをお勧めします。

7.日本帰国時の検疫体制
わが国入国前の検疫ブースにおいて、健康カードを配布し、発症した場合には医療機関を受診するよう注意喚起しています。各保健所等に設置された発熱相談センターでは、医療機関の紹介、自宅療養患者への相談対応等の情報提供を行っていますので、御相談ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5374
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省領事サービス(海外安全担当)
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (携帯版):http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報):http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(新型インフルエンザ(ブタ由来インフルエンザH1N1:http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(新型インフルエンザ関連):
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/(英語)
○CDC(米国疾病予防対策センター): http://www.cdc.gov/h1n1flu/(英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報): http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/shininful.html |