大使挨拶
令和7年1月7日
明けましておめでとうございます。
昨年12月20日に駐パラグアイ特命全権大使として着任しました板垣克巳(いたがき かつみ)と申します。
私は、1984年に外務省に入省し、国際協力や経済関係の業務に従事することが多く、また、これまで中南米6ケ国及びスペインでの大使館・総領事館勤務をしました。パラグアイの地にも、外務省の経済協力ミッションで1994年及び1995年の2度訪問したことがありますが、パラグアイでの長期の勤務は初めてとなります。皆様と共に重要な二国間関係を強化して行きたいと思っております。
さて、昨年2024年は、日本とパラグアイの外交関係樹立105年を迎えた節目の年であり、2つの大きな行事があると共に、両国が関係するマルチの会合もあった年でした。
一つ目が、5月の岸田総理(当時)のパラグアイ訪問です。岸田総理(当時)は、パラグアイ訪問中、ぺニャ大統領と、両国間において自由、民主主義、法の支配等の価値や原則を共有する重要なパートナーあること、そして国際社会が直面する諸課題について連携して取り組み、協調する世界を創り出すために協力していくことを確認されました。さらに日系人400名の皆様との懇談の機会が設けられて、活躍する日系人の皆様は我々にとって大きな財産であり、日本政府は皆様の活動を力強く後押ししていくと同時に、日系人の皆様がご自身のルーツを誇りに思えるよう、引き続き努力して行くと述べられました。
二つ目が、9月に開催された第21回パンアメリカン日系人大会(COPANI)です。14ケ国の日系人合計500名を越える方々が出席され、各セッションを通じて、持続可能な日系社会、女性のエンパワメント、若者の参画、将来の日系社会の在り方について建設的な議論が交わされました。
マルチ外交の面で、2024年前半、パラグアイがメルコスールの議長国を務め、域外国とメルコスールの各種調整を行ってきました。11月にブラジルにて開催され石破総理大臣が出席したG20リオ・デジャネイロ・サミットにぺニャ大統領は招待国の一ケ国の代表として出席され、「飢餓・貧困との闘い」や「持続可能な開発とエネルギー移行」といったグローバルな課題についてパラグアイの立場を表明され、日本の関心事項とも一致するものです。
このような行事を通じて、日本とパラグアイの関係はより緊密となっております。
2025年には、大阪・関西EXPOへのパラグアイの出展、ぺニャ大統領の訪日も見込まれております。
駐パラグアイ日本国大使として、パラグアイの官民学の皆様、日本人の皆様、日系人の皆様との対話を重視し、皆様と協働して良好な関係にある日パラグアイ関係の更なる深化に努めて参りたいと思っております。皆様とも会える日を楽しみにしております。
これまでと同様、当館の各種活動への皆様の御支援、御協力をお願いするとともに、本年の皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げます。
私は、1984年に外務省に入省し、国際協力や経済関係の業務に従事することが多く、また、これまで中南米6ケ国及びスペインでの大使館・総領事館勤務をしました。パラグアイの地にも、外務省の経済協力ミッションで1994年及び1995年の2度訪問したことがありますが、パラグアイでの長期の勤務は初めてとなります。皆様と共に重要な二国間関係を強化して行きたいと思っております。
さて、昨年2024年は、日本とパラグアイの外交関係樹立105年を迎えた節目の年であり、2つの大きな行事があると共に、両国が関係するマルチの会合もあった年でした。
一つ目が、5月の岸田総理(当時)のパラグアイ訪問です。岸田総理(当時)は、パラグアイ訪問中、ぺニャ大統領と、両国間において自由、民主主義、法の支配等の価値や原則を共有する重要なパートナーあること、そして国際社会が直面する諸課題について連携して取り組み、協調する世界を創り出すために協力していくことを確認されました。さらに日系人400名の皆様との懇談の機会が設けられて、活躍する日系人の皆様は我々にとって大きな財産であり、日本政府は皆様の活動を力強く後押ししていくと同時に、日系人の皆様がご自身のルーツを誇りに思えるよう、引き続き努力して行くと述べられました。
二つ目が、9月に開催された第21回パンアメリカン日系人大会(COPANI)です。14ケ国の日系人合計500名を越える方々が出席され、各セッションを通じて、持続可能な日系社会、女性のエンパワメント、若者の参画、将来の日系社会の在り方について建設的な議論が交わされました。
マルチ外交の面で、2024年前半、パラグアイがメルコスールの議長国を務め、域外国とメルコスールの各種調整を行ってきました。11月にブラジルにて開催され石破総理大臣が出席したG20リオ・デジャネイロ・サミットにぺニャ大統領は招待国の一ケ国の代表として出席され、「飢餓・貧困との闘い」や「持続可能な開発とエネルギー移行」といったグローバルな課題についてパラグアイの立場を表明され、日本の関心事項とも一致するものです。
このような行事を通じて、日本とパラグアイの関係はより緊密となっております。
2025年には、大阪・関西EXPOへのパラグアイの出展、ぺニャ大統領の訪日も見込まれております。
駐パラグアイ日本国大使として、パラグアイの官民学の皆様、日本人の皆様、日系人の皆様との対話を重視し、皆様と協働して良好な関係にある日パラグアイ関係の更なる深化に努めて参りたいと思っております。皆様とも会える日を楽しみにしております。
これまでと同様、当館の各種活動への皆様の御支援、御協力をお願いするとともに、本年の皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げます。
2025年1月
駐パラグアイ日本国特命全権大使
板垣 克巳
駐パラグアイ日本国特命全権大使
板垣 克巳