中谷大使の岩手県訪問

令和4年5月7日
中谷大使と達増岩手県知事の会談
一戸町訪問
 4月25日、中谷大使は2020東京パラリンピックパラグアイ代表選手団のホストタウンをつとめた岩手県一戸町を訪問しました。 パラリンピックにパラグアイ史上初めて参加した2名の選手は、一戸町で10日間の調整後、大会ではパラグアイ国内新記録を出して、同町のおもてなしと応援に応えました。 今回の訪問で大使は、小野寺町長、中嶋教育長はじめ町民の皆さまにお礼を申し上げると共に、移住者の故郷を身近に感じたいとの願いを叶えることができました。 町長との面談では、同町とパラグアイの交流継続への期待で思いが一致しました。 プールを練習場として提供してくださった一戸小学校では、5、6年生約60名に対し、一戸町出身者を含むパラグアイへの移住者を通じた日本とパラグアイの交流、外交官の仕事に関する講演を行いました。 昨年7月、世界遺産に指定された御所野縄文遺跡では、吉田一戸南小校長の出迎えを受け、同小愛護少年団団長及び副団長3名の案内で視察し、同町の魅力の一端に接することができました。
一戸小学校訪問
御所野遺跡訪問
 4月26日には、岩手県庁を訪問し、達増岩手県知事と面談しました。中谷大使は、パラグアイにおける岩手県人会のプレゼンスが際立っていることに言及しつつ、5年ごと3回に及ぶ達増知事のパラグアイ訪問をはじめ、岩手県人会支援を通じた日本・パラグアイ関係の発展への貢献に感謝の意を表明しました。
 達増知事からは、自らのパラグアイ訪問に言及しつつ岩手県人会を通じたパラグアイとの交流の意義が述べられました。また、西館ピラポ岩手県人会長(2018年当時)の活躍、先般逝去されたことへの哀悼の意が表されました。
また、中谷大使からは、岩手県企業のパラグアイ進出への期待と大使館として支援する用意がある旨を伝えました。
面談後、中谷大使から、パラグアイ中央郵便局が発行する東京オリパラ2020の記念切手を贈呈したところ、達増知事より、岩手県の伝統工芸品である南部染めの風呂敷が贈られました。